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セキュリティ系エンジニアの仕事は、企業の情報セキュリティを保守することです。
具体的には、情報セキュリティに関する企画・設計・実装・テスト・運用を行います。
セキュリティに関わる立場で分類すると、企業の情報システム部門などで活躍する社内セキュリティエンジニア、コンサルティングファームや監査法人などで活躍するセキュリティコンサルタント、セキュリティベンダーでセキュリティソフトを開発するエンジニアの3つに大別されています。
なかでもセキュリティ系エンジニアに強く求められるのは、情報セキュリティの運用業務です。
事故対応(インシデントレスポンス)、不正侵入の調査(フォレンジック)、ネット攻撃への対応など、企業の情報システムを守るために様々な業務があります。
また、耐えずセキュリティに関わる情報を入手して、問題が起こりそうなセキュリティホールを埋めていくことも重要な任務です。
現代のeコマース社会において、社内情報や顧客情報などをハッキング等から守るために、セキュリティ系エンジニアのニーズは非常に高まっています。
金融機関やネット系企業をはじめ、警察を含む官公庁においてもハッカー対策は重要なテーマです。
しかしながら、需要に対して供給が追いついていないのが現状です。
セキュリティ系のエンジニアは、今後も成長が期待される職種の一つとして大きな注目を集めています。
セキュリティ系エンジニアには、前職でネットワーク系/セキュリティ系の業務経験が求められることが一般的です。
年齢による制約はほとんどなく、40代以上でも経験者であれば転職機会が多数あります。
そのため、経験者にとっては、中長期にわたって従事できる職種と言えるでしょう。
また、セキュリティ系エンジニアのフィールドは幅広く、ネットワークインフラセキュリティ、アプリケーション・セキュリティ、OSセキュリティ、ファイアウォールなど、活躍するフィールドによって求められるスキルが異なります。
社内セキュリティエンジニアの場合、30代前後で年収600万円程度が一般的です。
ただ、セキュリティエンジニア対する需要の高まりを受けて、今後、益々の年収上昇が見込まれています。
監査法人などのセキュリティコンサルタントやセキュリティベンダーのエンジニアの場合、年収はさらに高くなります。
セキュリティコンサルタントでは30代前後で年収1000万円級も珍しくなく、セキュリティベンダーのエンジニアではシマンテックなどの外資系ベンダーで年収1500〜1600万円の待遇を受ける方も見られます。
セキュリティ系エンジニアは、基本的には、同じセキュリティ領域でネクストキャリアを展開していくことが一般的です。
ただ、セキュリティに関するニーズは年々高まっており、今後、民間企業だけではなく官公庁でも情報セキュリティ専任のポジションが新設される可能性も含めて、ネクストキャリアの広がりが期待されています。
社内セキュリティエンジニアのネクストキャリアでは、監査法人などのセキュリティコンサルタントへの転身や、セキュリティベンダーのエンジニアへの転身が多く見られます。
社内セキュリティエンジニアの需要の高まりを受けて、他の企業のセキュリティエンジニアに転身するケースも増えていくと見られています。
セキュリティコンサルタントのネクストキャリアでは、企業のCSO(チーフ・セキュリティ・オフィサー)やコンプライアンス部門の情報セキュリティのヘッドとして引き抜かれることも珍しくありません。
また、セキュリティコンサルティングの経験を活かして起業される方も見られます。
セキュリティベンダーのエンジニアのネクストキャリアでは、KPMG、PWC、トーマツなどのコンサルティングファームで活躍するセキュリティコンサルタントへの転身が見られます。
とりわけ、近年では、セキュリティコンサルタントとしてデジタルフォレンジック(不正侵入調査)の領域で活躍される方が増えています。
その他、セキュリティベンダーでのエンジニア経験を活かして起業される方も見られます。
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