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研究開発系エンジニアは、次世代ITを開発する職種です。
具体的には、次世代検索エンジン開発、指紋認証などのセンサー技術開発、次世代医療機器開発、人工知能/ロボット開発、自動車ITチップ開発、ロケット・衛星開発など、多種多様な最先端のIT開発に携わります。
主として企業の研究開発部門等で活躍するケースが多く、トヨタやホンダなどの自動車メーカーや三菱重工をはじめとする重工系企業が代表的です。
近年のトレンドとして研究開発拠点のグローバル化が進んでおり、インド、シンガポール、タイなどに研究開発拠点をもつグローバルカンパニーも増えています。
IBMやマイクロソフトなどでは、1国単独で研究開発するというよりは、グローバルな研究ラボでテーマをもってリージョンチームで研究成果を出すという研究開発体制をもっています。
研究開発のスパンが短くなる傾向の中で成果を出すのは容易ではありませんが、新たな技術を生み出す研究開発系エンジニアは根強い人気のある職種です。
研究開発系エンジニアには、該当分野での研究開発実績が求められることはもちろん、高い学歴が求められるのが現状です。
修士号の取得は必須であり、現実的には博士号の取得が望ましいと言えます。
MITやスタンフォードなど技術系で名高い海外大学での留学経験も高く評価されています。
また、研究開発系エンジニアに英語力は必須です。
多くの英語文献を読み込む必要があるだけでなく、グローバルな学会やカンファレンスなどで研究成果を英語で発表する機会も多々あります。
研究開発系エンジニアの年収水準は、ポジションによって二極分化しています。
メーカーで40歳前後のリーダークラスでは、年収1200〜1300万円も珍しくありません。
一方、助手などの担当レベルでは、年収500万円程度が一般的です。
ただ、研究開発系エンジニアの多くは、年収というよりも、研究開発に携われることそのものに大きな価値を見出しています。
研究開発系エンジニアの多くは、研究開発部門でのキャリアを築いていきますが、どの企業に所属するかによってエンジニアとしての満足度は大きく変わります。
そのため、上手に他社の研究開発部門に移籍するというキャリア設計も、現実的には極めて重要です。
実際、エンジニアがもつ研究開発ノウハウを買われて他社に高額な年収で引き抜かれるケースも見られます。
また、研究開発系エンジニアから、コンサルティングファームへ転職するというキャリアも存在しています。
研究開発系エンジニアの場合、戦略系や業務・IT系を中心とするコンサルティングファームへの移籍が有力です。