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ITOCHU Techno-Solutions
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は伊藤忠系列のユーザー系システムインテグレーター。
東京都千代田区の本社オフィスを含め、日本国内に9か所のオフィス(東京8拠点、大阪1拠点)、国内外に6支店(日本5か所、シンガポール1か所)、営業所5拠点(仙台、静岡、豊田、熊本、沖縄)、データセンター5拠点(横浜、神戸、大手町、渋谷、目白坂)、4か所の物流センター(葛西、新木場、中部、関西)を設置している。
従業員数は約4000人(2013年4月現在)。
CTCは早い時期から高度な技術力でオープン系ITを牽引してきたリーディングカンパニーである。
現在は世界9カ国、約200社の海外IT企業とのパートナーシップにより、グローバルに活躍している。
同社では、このパートナーシップによって入手できる最先端の技術動向を活用し、コンピュータ、ネットワーク、アプリケーションによるコンサルティングからシステムの開発、運用・保守、管理、アウトソーシングなどのトータル・ソリューションを提供している。
1982年に日本で初めてサン・マイクロシステムズのUNIXワークステーションを導入したことで知られている。
社名 | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称 CTC) |
代表 | 菊地 哲 |
設立 | 1972年4月 |
所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル |
以下に伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の経営理念を引く。
CTCプリンシプル「Challenging Tomorrow's Changes」の志を持って、私たちは、確固たる価値観(Value)のもとに、明確なる使命(Mission)を実行し、目標(Vision)の達成に挑戦し続けます。
【Value Triangle 価値観】
私たちは、高い倫理観をモラルに支えられた活力ある行動を通じて、CTCだからこその独創性を生み出します。■Moral モラル
私たちは、自由闊達な風通しのよい職場で、常に向上心を持ち、社会正義を踏まえた倫理・コンプライアンスを推進しています。■Passion 活力
私たちは、様々な変化に対して強靭に適応し、徹底した顧客満足スピードで対応することによって、常に革新的な結果を導きます。■Uniqueness 独創性
私たちは、業界水準を上回る質を追求し、高い技術力を駆使して、誇り高き卓越性を目指します。【Mission Triangle 使命】
私たちは、個々の人々の彩りある生き方のもとに、お客様をはじめとするステークホルダーの価値を創発し、社会のより良い発展を目指します。■Quality of life 彩りある生き方
私たちは、心身の健康をもととして、経済的安定性を保ち、精神的な豊かさを求めて、人それぞれの多彩な自己実現を目指します。■alue Creation 価値の創発
私たちは、社員・役員一体となってお客様やグローバルにひろがるパートナーの皆様のための価値創発に努めます。この高い企業価値を通じて、最終的に株主や顧客・取引先、そして社員・役員に対しても予想を超える価値を創発します。■Contribution 社会の発展
私たちは、参加機会の平等な社会をもととして、夢のある豊かな社会を実現することによって、地球環境や、地域文化、そして人に優しい社会のために貢献します。・Vision Triangle 目標
私たちは、高品質の技術力をもとに、刻々を変化する経営環境を的確に読み解きし、ビジネスモデルの変革を通して、魅力ある会社として成長し続けます。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、東京電子計算サービス(1958年に伊藤忠商事の航空宇宙部によって設立)と伊藤忠データシステム(1972年設立)をその前身とする。
1972年の伊藤忠データーシステムは、設立以降、伊藤忠商事設立の様々なIT系システム会社との吸収合併を繰り返し、2006年のCRCソリューションズとの合併を機に現在の伊藤忠テクノソリューションズ株式会社へ商号を変更した。
伊藤忠データシステムの頃から続く海外IT企業とのパートナーシップにより、現在では欧米と日本の高い技術力を組み合わせた独自のシステム構築を行っている。
同時に商号をITOCHU Techno-Solutions America, Inc.に変更
CTCでは、「縦横無尽に組織体制を作り、シナジー効果を最大限に引き出す」ということを掲げ、後述する6つの事業グループと1事業部でのサービス提供を行っている。
情報通信システム事業グループ
長年蓄積してきた各サービスの核となるネットワーク/サーバ技術をベースに、クラウドコンピューティングなど新たな分野の先端技術を積極的に取り入れることで、競争力の高いソリューションを提供している。
金融・社会インフラシステム事業グループ
金融、公共・文教、電力の顧客企業に対し、耐久性と信頼性を兼ね備えたシステムの提案・構築を行っている。
エンタープライズシステム事業グループ
製造分野、インターネット関連企業などの幅広い分野の顧客企業に対し、経営戦略立案やコンサルティングなどの専門的なサービスから、インフラ構築、システム開発、運用・保守サービスまで、付加価値の高いソリューションを提供している。
クラウドプラットフォーム事業グループ
データセンターを中心としたアウトソーシングビジネスを展開するとともに、CTCグループ全社で取り組んでいるクラウドビジネスも支援している。また、各事業グループ、グループ会社との緊密な連携により、すべてのフェーズにおけるトータルサービスを提供している。
流通システム事業グループ
食品・流通・サービス業界を中心とした特定の顧客企業に対し、コンサルティングから調達、開発、導入、維持・保守、運用にいたるまでのトータルソリューションやフルアウトソーシングサービスを提供している。
科学システム事業部
国・民間の研究機関や大手メーカーの顧客企業に対し、科学工学系計算科学を核とした高度で専門的な付加価値サービスとソリューションを提供している。
保守・運用サービス事業グループ
他事業グループやグループ会社と連携し、顧客企業システムにCTCグループ独自の経験と最新技術を活かした保守・運用各種サービスを提供している。
ITビジネス企画推進室
CTCグループの技術戦略立案と、重点テーマにおける新技術調査、新商材開拓および新規ビジネスの創出を行う。
ITエンジニアリング室
全社横断的なコア技術・ソリューションに関する情報を各事業グループと共有や先端技術の強化に貢献できる人材の育成、案件技術支援を行う。また、テクニカルソリューションセンターを運営し、最先端の技術やソリューションの検証および検証技術に関する情報共有を行う。
SIビジネス企画推進室
CTCのSI開発基盤としての、フレームワークやナレッジベースの整備による標準化推進、品質管理活動を通じて、各事業グループの活動を支援している。また、開発パートナーと協業してオフショアや委託先選定などを推進するほか、提案から運用に至るまでの各種管理支援を全社的な視点で行う。
CTCでは、以下のような人材を求めている。
このような人材がこれからのCTCを支え、顧客の未来を創造することができる人物だと考えられている。
CTCでは、決まったキャリアパスはなく、社員が自らの意思で望むキャリアを選択する体制をとっている。
(参考例)
CTCは「一人ひとりの社員が、主体的に自分自身のキャリアを伸ばしていく」という強い考えの下、全職共通研修、職種別研修、若手社員から経営管理職まで受講できる研修など多岐に渡る研修制度を設けており、社員が能力を十分に活かせる環境整備を整備するための教育投資を行っている。
【エンジニア育成制度】
8つの技術カテゴリーから自分自身でキャリアを選択できる。
「スキル(知識・経験)」「コンピテンシー」「実績」の3つの評価ポイントから、技術力のみならず実際の業務への貢献度、企業理念に沿った行動様式、社会性など総合的な評価をすることで優秀なエンジニアを育成することを目的としている。
【CTC Base Camp + e-Academy Basic】
CTCオリジナルのビジネススキル強化プログラム。
講義形式の研修やインターネットを活用した研修などを自らカスタマイズし、自分に合った独自の研修プログラムを作り上げることが可能。
以下のようなプログラムがある。
SCTCには多くのキャリア入社スタッフがいるが、それぞれが専門的な知識を持ってジョインしてくるため、中途入社がハンデになることはない。
専門知識やスキルで評価されるため、一人ひとりが存在価値を感じやすい職場環境だという。
その働く環境についてエンジンア社員は以下のように語っている。
CTCは、キャリア入社がとても多い会社ですから、中途入社が不利だと感じたことはありません。
CTCが得意ではない技術の経験があれば、逆に有利になります。
「○○に詳しい奴がいる」と聞けば、営業やエンジニアが次々と声をかけてくるというのがCTCです。
SCTCでは、『CTC理念体系』を念頭に「環境保全」「人材育成・教育」「地域への参加」「文化活動」「社会福祉」の分野において「企業としての社会的責任」を果たすために社会貢献活動を積極的に推進している。
具体的活動を以下に挙げる。