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Works Applications Co., Ltd.
株式会社ワークスアプリケーションズは、ERP(Enterprise Resource Plannning・統合基幹業務システム)のパッケージシステム「COMPANY」の開発・販売・導入コンサルティング・サポート等を行う、大手企業向けソフトウェアベンダー企業である。
「日本の大手企業の情報投資効率を世界レベルへ」という理念の実現を目指し、1996年設立。
設立当時、多くの日本企業のIT投資は、フルスクラッチでシステム構築をするか、海外製のパッケージソフトをカスタマイズして導入するかのどちらかであり、投資効果も十分検討されていなかった。
そのような状況を打破するために、IT投資効果率の向上を目指して独自に開発されたのが、ERPパッケージ「COMPANY」である。
日本の商習慣は世界の中でも独特なものが多く、そのため海外のERP製品では適応が難しく、特に人事系システムのパッケージは当時もっとも浸透が遅れていた。
そこでワークスアプリケーションズは1996年9月にまず「COMPANY 人事・給与」の販売を開始。
「ノーカスタマイズ」「無償バージョンアップ」をコンセプトに開発された「COMPANY」は、カスタマイズコストの大幅削減や、内外の変化(社内制度や法律、税制等)へのスムーズな対応を実現し、多くの支持を集めた。
運用トレーニングプログラムや効果測定ツールの無償提供を行うなど、導入・保守サポートの充実も図り、短期間で国内シェア第1位を獲得、同分野のスタンダードシステムとしての地位を築き上げた。
その後も「COMPANY」は会計、Webサービス、SCM(サプライチェーンマネジメント)など、ラインナップの拡大、充実が進められ、現在では導入企業1,000社以上の実績を持つに至っている。
ワークスアプリケーションズの特筆すべき点として、「働きがいのある会社」ランキングにおいて、6年連続でベスト5内に選出されていることが挙げられる。
世界40ヵ国以上で「働きがい」に関する調査・分析を行う専門組織「Great Place to Work」の日本版である「Great Place to Work Institute Japan」において、ワークスアプリケーションズは2008年度に初めて25位にランクイン。
そして翌年の2009年度は第4位となり、2010年度には第1位に選出。その後も2011年度第2位、2012年度第2位、2013年度第3位、最新の2014年度ランキングでも第2位に選出され、「働きがいのある会社」としての客観的評価を獲得し続けている。
株式会社ワークスアプリケーションズ | 株式会社ワークスアプリケーションズ(Works Applications Co., Ltd.) |
代表 | 牧野 正幸 |
設立 | 1996年 |
所在地 | 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル19階 |
日本企業の情報投資効率を世界レベルへ
日本の大手企業の商習慣は、世界的にみても細かく複雑です。
1990年代、「COMPANY」ができるまでは、その商習慣に対応するERP(総合基幹業務)パッケージをつくることは不可能と言われていました。そのため、日本の大手企業は、莫大な費用を投下して、オーダーメイド・システムを組むか、海外のパッケージソフトをカスタマイズするかしか選択肢はなく、情報システムの投資効率は、「米国に比べて10年は遅れている」と言われる次第でした。
このままでは日本企業は弱体化し、国際競争力は低下し続ける。
IT投資コストそのものを劇的に下げるためには、日本の大手企業がそのまま使えるERPパッケージの製品化が必須である、このミッションに挑戦することを私たちは使命と捉えたのです。今日、「COMPANY」は1000社を超える企業からご支持いただき、ERP製品のスタンダードとして評価されるまでに成長しました。
「日本企業の情報投資効率を世界レベルへ」という創業以来の使命は、「日本の国際競争力の向上に寄与する」という、よりグローバルな文脈で捉えることで、新たなるステージに入りました。
世界市場でERP製品のスタンダードになる。
私たちの挑戦は続きます。
以下に同社の主な沿革を記載する。
会社設立
JASDAQに上場
株式会社システム技術センター(現:株式会社ワークスプロダクツ)を連結子会社化
株式会社アイコテクノロジー(現:株式会社ワークスソリューションズ)を連結子会社化
ダイナシステム株式会社(現社名・株式会社ワークスシステムズ)を連結子会社化
マネジメントバイアウト(MBO)による非上場化を発表
MBOのために設立した株式会社WPKホールディングスの完全子会社に
株式会社WPKホールディングスを吸収合併
「COMPANY」は2つのコンセプトに基づいて開発された。
1つめは「ノーカスタマイズ」。
一般的なERPパッケージは、多くの企業で必要な一部機能のみを標準搭載し、内包されていない業務プロセスについては、クライアントごとに個別開発する必要があった。
しかし「COMPANY」は、日本を代表する1,000企業グループの業務プロセス、ノウハウを蓄積し、「日本企業の業務プロセスに完全対応」した。
そのため、どのようなクライアントの業務であっても、必要な機能の選択、設定を行うだけで導入が可能であり、追加のカスタマイズコスト大幅削減を実現した。
コンセプトの2つめは「無償バージョンアップ」である。社内業務プロセスや社内制度の変更、法律・税制改正、テクノロジーの進化など、企業環境は常に内外の変化にさらされている。そのためERPパッケージもそうした変化への対応が常に求められるが、その度にカスタマイズコストが発生していたのでは、システムコストの先が読めない、という課題があった。「COMPANY」は無償バージョンアップによりこうした課題を解決。追加コストなしで最新機能を利用することを可能とし、これによりシステム投資可視化の一助ともなった。
「COMPANY」は導入・保守サポート面も充実。
導入やコンサルティングは外部委託せず、ワークスアプリケーションズの専任コンサルタントのみが行う。
運用フェーズにおいても、専任コンサルタントが継続的なコンサルティングにより対応する。
「COMPANY」を使いこなすためのトレーニングプログラム「Hands On Training Program(HOT Program)」や、「COMPANY」導入による効果を測定するプログラム「BASE」なども無償で提供している。
さらに「お客様の業務を絶対に止めない」をポリシーに、365日24時間のサポート受付が可能なコミュニケーションツール「COMPANY@SUPPORT」も無償で提供。
また「COMPANY」ユーザーの9割以上が参加するユーザーコミッティを開設。
製品、サービスに関する情報提供や、会員相互の情報共有・意見交換などが随時行われている。
以下は「COMPANY」シリーズのラインナップである。
ArielAirOnefor COMPANY(グループウェアポータル)
ワークスアプリケーションズは、入社希望者に業界経験や職種経験は問わない。
求めているのは、あくまで優秀な人材のみである。
ワークスアプリケーションズの考える優秀な人材とは、ロジカルシンキング(論理的思考力)とクリエイティブ・シンキング(発想転換力)を兼ね備えた者のことである。
課題に対して複数の仮説を立てて検証し、柔軟な発想転換でブレイクスルーさせることのできる、問題解決能力の高い者を常に求めている。
ワークスアプリケーションズの社員評価は、仕事のプロセスの多面評価を特に重視している。
上司からの評価に加え、普段共に仕事をするメンバー同士が、双方向にお互いを評価する方法を採り入れている。
この手法は日常業務のプロセスにおける自律性や行動を適切に評価することができ、納得性、妥当性も高い。
年に2度の評価で階級、報酬が更新される。
ワークスアプリケーションズは、自ら考え自ら行動し、成果を生み出す力を最も重視しており、下記のような講座や研修プログラム等を用意している。
問題解決における思考方法の浸透を目的としたプログラム
能力の見極め、向上を目的としたプログラム
ワークスアプリケーションズの強みとは何か。
以下の社員は、世界と互角に戦える企業力、技術力にあると言う。
ワークスの企業力・技術力の確かさが転職を決めた重要なポイントでした。
(中略)
日本を背負って、世界と互角に戦えるソフトウェア会社はここ以外にない。
自信をもってそう判断した
では、ワークスアプリケーションズの社風はどういうものだろうか。
社員一人ひとりの発想、アイデアを活かすことができ、若手にも難度の高い仕事を与え、出産・育児を控えた女性も働きやすい。
一言で言えば、さまざまな面で自由度の高さが保証されている社風であることが、以下の発言からうかがえる。
当社では、目標のためならばどんなユニークなアイデアでも自身の責任で実現させることができます。
言われたことをやるのではなく、自由に何かを実践できるのが当社で働く醍醐味。
この環境の中で、問題に対する嗅覚を磨き、それを解決する能力をぜひ身に付けていただきたいですね。
会社から与えられるのではなく、社員に必要な制度を自分たちで0から作り出すことができる。
この自由度の高さも創造性を尊重する風土も、ワークスならではのもの。
ワークスが若手にこそ最高難易度の仕事を与える社風であることはかねてから聞いていましたが、それは私の予想をはるかに上回っていました
女性特有のイベントである出産・育児を制限ととらえずに、限られた条件の中でいかにセルフマネジメントできるか。
子どもの成長に合わせて働き方も変化すると思いますが、時間に縛られず働けるフルフレックス制度などを利用し、自分なりの働き方をワークスで描いていきたいと思っています。
しかし、自由は責任を伴ってこそである。
ワークスアプリケーションズには、他責NGという考え方がある。
失敗やうまく行かないことを、回りの人・モノ・環境のせいにすることだ。
また、結果よりプロセスを重視する社風でもある。
従って社員はあくまで自分で責任を負ったうえで、結果を恐れず自由にチャレンジし、それを自らの成長の糧とする。
それがワークスアプリケーションズ流のスタイルである。
上司に助けを求めても、『自分で考えて』と言われるだけでした。
でも、いまはその理由がよくわかります。
あれこそが本当の権限委譲だ、と。
『失敗して数億円、損しても、それはお前の授業料だ』。
当時の上司の言葉は、いまも深く心に刻まれています
ワークスは成果主義の企業ですが、『結果主義』ではなく『プロセス主義』であり、失敗した際のプロセスも『どれだけ考えていたか?』を評価の対象にしています
(中略)
部下にいつも言っているのは1つだけ。
他責NG。
自らの判断で働いた人だけが成長するのです。
ワークスアプリケーションズは、クライアントのブレーンであることを常に目指している。
それは、クライアントの気づいていない課題にすら気づき、一緒に解決し、喜びを分かち合える関係に基づくものである。
そこにワークスアプリケーションズの本質がある、と以下の社員は語る。
ワークスの本質は『お客様の抱えている問題を解決する会社』であること。
その営業としてやるべきことは、製品を売ることではなく、お客様のブレーンとなることです。
時にはお客様も気づいていない本当の課題を共に見つけ、それに対するソリューションを考え、あるべき姿へと導くことと言えるでしょう
お客様と胸襟を開いて語り合い、お客様に心から喜んでいただける解を一緒に見つけ出す。
それがワークスのコンサルタントです
ワークスアプリケーションズは、「問題解決能力発掘インターンシップ」を開催している。
「問題解決能力の高い人材」の見極め、採用を目的とするもので、日本以外にも米・英・中・印・シンガポールでも開催し、これまでに約200,000人が応募した実績を持つ。
参加学生が課題をどう考え解決したか、そのプロセスをロジカル・シンキング(論理的思考能力)とクリエイティブ・シンキング(発想転換力)の両面から評価。
高評価の学生には、好きなタイミングで入社できる「入社パス」を付与している。
また、経営戦略立案や業務上の課題解決を目的とした、日本最大級のITフォーラムを毎年開催。
マイケル・E・ポーター(ハーバード・ビジネス・スクール)、ジャック・ウェルチ(GE元会長兼CEO)、ルイス・V・ガースナー氏(IBM元会長兼CEO)、フィリポ・パッセリーニ氏(P&G CIO)、大前研一氏(ビジネス・ブレークスルー大学学長)などの著名人を登壇者に迎え、毎年1,000名以上の参加者を集めている。