注目企業情報

EYアドバイザリー株式会社

Ernst & Young Advisory

概要 SUMMARY

EYアドバイザリーは、※世界4大会計事務所(Big 4)の一角を占める、ロンドンを本拠地とするプロフェッショナルサービスファーム、アーンスト・アンド・ヤング(略称:EY)の日本のメンバーファームとして、2010年に設立された。
EYは世界各国で会計監査、アドバイザリー、税務、トランザクションの4ラインを軸に事業を展開しているが、EYアドバイザリーは日本においてアドバイザリー機能に特化してサービスを提供している企業である。

大元のEYは、1903年に設立されたアーンスト・アンド・アーンスト会計事務所と、1906年設立のアーサー・ヤング会計事務所を母体とし、両社がそれぞれに提携、合併等を行った後の1989年に大合併したことによって誕生したグローバル企業である。
全世界の約150カ国に16万7,000人の人員を擁する巨大カンパニーだが、さらなるグローバル化対応のために世界を4つのエリアに分けてサービス展開を行っている。
北米を中心としたアメリカズエリア、欧州(E)・中東(ME)・インド(I)・アフリカ(A)を対象としたEMEIAエリア、アジア・パシフィックエリア、そしてジャパンエリアである。
4つのエリアの中で唯一日本だけが1国で1エリア対象となっており、EYの日本重視の姿勢がよく表れている。

そのようなEYの重要エリアである日本において、事業の一角を担うEYアドバイザリーは、下記「サービス」の「ファンクション」欄に列挙したような各種のビジネス・アドバイザリー・サービスを提供しており、これまでの事例としては、ERP(Enterprise Resource Planning)導入プロジェクトや、IFRS(International Financial Reporting Standards:国際財務報告基準)導入におけるプロジェクトマネジメント支援、インドの発電事業会社が日本の再生可能エネルギー市場に参入するための立ち上げ支援プロジェクト、海外拠点におけるグロ−バル人材マネジメント支援プロジェクト、グローバル連結経営管理基盤の構築支援プロジェクトなど、ビジネス環境の急速な変化に則したクロスボーダーな案件が多く、EYが培ってきたグローバルで一貫したノウハウやツール、知見と専門性を活かしたサービスの提供を得意としている。

日本におけるEYのメンバーファームは12社あり、EY Japanと総称される。
EYアドバイザリーもそのうちの1社であるが、各法人はそれぞれ独立しており、相互に連携しながらサービスを提供している。
会計監査を新日本有限責任監査法人が、税務をEY税理士法人が、そしてトランザクションをEYトランザクション・アドバイザリー・サービスがそれぞれ受け持ち、アドバイザリーのEYアドバイザリーと共にEYの基本4サービスを日本国内で展開している。

2017年1月、EY Japanの組織再編により、EYジャパン合同会社の設立、 アドバイザリー事業の統合がなされた。
それまで複数の組織により提供されてきたEY Japanの日本におけるアドバイザリー事業が統合され、EYアドバイザリーも「EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社」としてサービス提供を行うこととなった。

※世界4大会計事務所(Big4):アーンスト・アンド・ヤング, デトロイト トウシュ トーマツ, KPMG, プライスウォーターハウスクーパース

社名 EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社(EEY Advisory & Consulting)
代表 代表取締役会長 アンディー エムブリー
代表取締役社長 塚原 正彦
設立 2010年
所在地 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング

News & Topics

2017/1/18
EY Japanの組織を再編

理念 CORPORATE PHILOSOPHY

私たちのグローバル行動規範は5つのカテゴリーで構成されています。
それぞれのカテゴリーには、EYに所属する全ての者の、あらゆる事業領域における行動を導くための指針が盛り込まれています。

1. 互いに協力しあうこと
2. 顧客一辺倒にならず公益を優先すること
3. プロフェッショナルとして誠実に行動すること
4. 客観性と独立性を維持すること
5. 知的資本を尊重すること

EYで働くすべての者は、グローバル行動規範に盛り込まれている指針に則って行動することが期待されています。

http://www.eyadvisory.co.jp/misc/code-of-conduct/index.htmlより引用

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沿革 HISTORY

以下に同社の主な沿革を記載する。

  • 1903年

    アーウィンとセオドアのアーンスト兄弟が、米国クリーブランドでアーンスト・アンド・アーンスト会計事務所を開設

  • 1906年

    アーサー・ヤングが米国シカゴでアーサー・ヤング会計事務所を開設

  • 1924年

    アーンスト・アンド・アーンスト会計事務所が、英国のウイニー・スミス・アンド・ウイニー会計事務所と提携
    アーサー・ヤング会計事務所が、英国のブローズ・パターソン会計事務所と提携

  • 1979年

    アーンスト・アンド・アーンスト会計事務所とウイニー・スミス・アンド・ウイニー会計事務所が国際間合併を果たし、アーンスト・アンド・ウイニー会計事務所が成立。世界第4位のファームとなる

  • 1989年

    アーンスト・アンド・アーンスト会計事務所とアーサー・ヤング会計事務所が合併し、アーンスト・アンド・ヤングが誕生

  • 2000年

    監査クライアントに対する独立性保持のため、コンサルティング部門を売却分離

  • 2002年

    世界57カ国のアンダーセン会計事務所を統合

  • 2010年

    EYアドバイザリーを日本で設立

  • 2017年

    1月、EY Japanの組織再編によりEY Japanのアドバイザリー事業をEYアドバイザリー・アンド・コンサルティングとして統合

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サービス SERVICE

インダストリー

  • 製造業
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ファンクション

  • サプライチェーン・マネジメント
  • CRM
  • 人事・組織変革
  • ITアドバイザリー
  • Webソリューション
  • 経営戦略

ファイナンス・トランスフォーメーション


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求める人材 REQUEST

EYアドバイザリーが求める人材、特に中途採用希望者に求めるものは、EYアドバイザリーの業務内容(「サービス」の「ファンクション」欄参照)の経験者であることや、コンサルティングファームでの実務経験者であることなど、即戦力としての力、キャリアがまず必要とされる。
クロスボーダー案件も多いため、学歴は大卒以上、英語も中級以上の能力が求められている。

また資質としては、コンサルタントとして活躍したい、という強い意欲と、課題解決に向けて粘り強く考え抜く思考力、忍耐力などが求められている。

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トレーニング TRAINING

EYアドバイザリーの教育制度は、テクニカルトレーニング、ソフトスキルトレーニング、オンライントレーニング、語学トレーニングの4つが柱となっている。

特に入社直後は、キャリアや能力に応じて、クライアント企業の経営課題想定から改善策の立案、提案書作成までを一貫して実践形式で行う事例研究や、そこへのフィードバックなどを通してブラッシュアップを図るトレーニングなどが行われる。