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OKWave
株式会社オウケイウェイヴは、1999年に兼元謙任が設立(設立当時は有限会社オーケーウェブ)。
Q&Aサイト「OKWave」運営を軸に、各種Q&AサービスやFAQソリューションなどの提供を行っている企業である。
創業当初より杉浦元が参画し、その後米マイクロソフト、楽天、インプレス等の出資を受け、2006年に名証セントレックスに株式を上場。
事業の中核は、悩みや疑問・質問をユーザーが投稿し、別のユーザーが回答を投稿するQ&Aサイト「OKWave」である。
2000年に正式公開された、日本初のQ&Aに特化したサイトであり、2013年9月末のPCサイト月間PVが1億5000万以上という、規模も国内最大級のサイトである。
ユーザー同士が助け合ってQ&Aを蓄積しFAQデータベース化するという「OKWave」のアイデアは、創業者の兼元謙任が一時期ホームレス状態となり、その後Web制作の仕事をしていく中で、掲示板で質問をして罵倒されたやりとりがきっかけだった、というエピソードがある。
そのような経緯もあり、ありがとうの感謝の気持ちを大切にするという思いが、企業理念やサービス名、社風などにも反映されている。
また「OKWave」という名称は、「Oshiete(教えて)」の「O」と、「Kotaeru(答える)」の「K」から取られており、ユーザーの悩みや疑問が解消した「OK」な状態を波(Wave)のように広げていきたい、という意味が込められている。
2008年にグッドデザイン賞を受賞。
現在は「OKWave」を軸としながらも、そこで培ったQ&AサイトやFAQサイトの運営・構築、ナレッジデータベース活用などを、さまざまな製品、サービスに展開している。
「OKWave」以外の主な個人向けサービスとしては、20カ国語対応の国際的ソーシャルQ&Aコミュニティ「OKWaveありがとう」、「OKWave」のQ&Aから重要なナレッジを「まとめ」として蓄積したハウツーコミュニティサイト「OKGuide」、Twitterと連携してリアルタイムQ&Aを実現する「おけったー」などがある。
法人向けサービスについては【サービス】項目を参照。
2013年には、Q&Aサイトで蓄積した厖大なビッグデータからVOC(Voice of Customer:顧客の声)を分析するOKWave総合研究所を設立。
ビッグデータの活用法を模索する企業への分析提供を実施している。
社名 | 株式会社オウケイウェイヴ(OKWave) |
代表 | 兼元 謙任 |
設立 | 1999年 |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿1−19−15 ウノサワ東急ビル5階 |
世界中の人と人を信頼と満足でつないで、ありがとうを生み出していく
以下に同社の主な沿革を記載する。
兼元謙任が東京都町田市に有限会社オーケーウェブを設立
Q&A専用のWebサイト「OKWebコミュニティ(現OKWave)」の正式運営開始
株式会社オーケイウェブに組織変更し、東京都渋谷区に移転
「OKWebコミュニティ(現OKWave QA Partner)」を他サイトと連携開始
東京都新宿区に移転
東京都渋谷区に移転
音楽事業を手がける連結子会社、株式会社OK LABEL設立
「OKWebコミュニティ」を「OKWave」にリニューアル
株式会社オウケイウェイヴに商号を変更
名古屋証券取引所セントレックスに株式を上場
モバイル開発事業のオウケイノーツ株式会社を連結子会社化
東京都渋谷区恵比寿に移転
楽天株式会社と業務資本提携
米国子会社OKWave Inc.設立
株式会社OK LABELを連結子会社から分離
米国Microsoft Corporationと業務資本提携
株式会社オーケーライフを子会社化
株式会社ブリックスを子会社化
米国Davia, Inc.のデジタルグリーティングカード事業を事業買収
OKWave総合研究所を設立
「OKWave」とリアルタイムで連携し、ユーザーの質問に対し「OKWave」のコンテンツ2800万件を提供するサービス。
ポータルサイト「goo」が導入している「教えて!goo」を始め、140以上のサイトと提携している。
OKBiz for FAQ / Helpdesk Support
お問い合わせとFAQを管理作成するヘルプデスクソリューションを提供する、カスタマー支援アプリケーション。
「OKWave」の運営ノウハウをベースに設計し、FAQの作成・公開・評価・ナレッジワークまでをワンストップオペレーションで実現する。
特許も取得しており、大手企業や自治体など250サイト以上に導入され、長年市場シェアのトップを維持している。
2005年にグッドデザイン賞を受賞。
OKBiz for Community Support
企業Webサイトの顧客サポートコミュニティ管理・運営システム。
ユーザーが参加しやすく、クライアント企業が管理しやすい独自のコミュニティ管理システムを備え、「OKWave」のQ&Aデータベースを関連Q&Aとして利用するも可能。
OKBiz for Site Search
高機能で柔軟なカスタマイズが可能なサイト内検索システム。
カスタマーサービスの検索クオリティとユーザビリティを向上させ、顧客満足度の向上とカスタマーサービス部門のコスト削減を支援する。
OKBiz Answer
ユーザー同士で解決した問題・回答を、リアルタイムに共有できるコミュニティ構築・運用システム。
「OkWave」の運営ノウハウを体系化したCommunity Management思想をベースとし、新たなナレッジやアイデアの創出を促すナレッジ活性化ソリューション。
OKBiz for Support Enterprise Suite
上記のFAQ作成システム、お問い合わせ管理、ユーザーコミュニティ管理、サイト内検索などを統合したスイート製品。
オウケイウェイヴの求める人材像は、企業理念・ビジョンへの共感と、それを実現する意欲のある者である。
Q&Aサイトという、奉仕と感謝の信頼関係で成り立つサービスを提供する企業として、まずは会社そのものが、地位やキャリア、年齢や性別などに関係なく「ありがとう」を生み出すコミュニケーションの場であらねばならない、という理想を掲げている。
この理想に日々邁進することが、オウケイウェイヴでキャリアを積むための必須条件と言える。
さらに理想の具現化に必要な資質として、チャレンジ、ポジティブ、ポッシブルの3つが挙げられている。
新しいものに挑戦し、主体的、前向きに物事をとらえ、問題が起こっても逃げ出さずに可能性を追求し、仕事を楽しめることが強く求められている。
オウケイウェイヴの人事評価は企業業績に連動し、業績への貢献者に対して貢献度に応じた還元をする、というシステムになっている。
評価基準は「目標達成シート」の他、直属の上司以外に同僚や部下、他部署の上司などの5人がコミュニケーション度などを評価する「360度評価」も導入している。
中国語講座、簿記講座、ランチェスター戦略など、業務に必要と思われるさまざまな講座・研修を、社員が講師となって幅広く実施している。
「ありがとう」という感謝の気持を大切にするのは、創業者である兼元謙任の強い思いであり、またオウケイウェイヴの企業理念でもある。
企業理念への共感と、理念を単なるお題目に終わらせない会社の姿勢が、社員を引きつけていることが以下の声からうかがえる。
社長の本(ホームレスからのリベンジ)を読んだ事があって興味がありました。
とても苦労をしていて、そこから立ち上がりその経験から【ありがとう】を大事にしているところに惹かれました。http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview07.htmlより引用
僕がOKWaveを選んだ理由は2つあります。
【ありがとう】を大事にしている社風とQ&Aの企業で最大級だという事です。
社内で【ありがとうカード】というのものがあります。
名刺サイズのカードで、そこに「○○さん△△をありがとう」と書くだけなのですが、WEBサービスの会社ですがアナログで形にする文化があり、疲れている時・忙しいときなどに見るととても仕事の励みになります。http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview06.htmlより引用
社内に万国旗があったり、会議室の名前が「サンクス」や「カムサ」など各国の「ありがとう」で名付けられていたりグローバルに「ありがとう」を生み出すことを目指している会社らしいな、と感じました。
http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview05.htmlより引用
仕事のやりがいについては、Q&Aを事業の中核にしているオウケイウェイヴらしく、困ったことを解決できるサービスであることや、自社開発サービスゆえの強みがあること、Q&A市場の大きさなど会社の事業内容や事業規模などに則した声が多い。
実際に導入いただいた企業のご担当の方が困っている事が解決される。
また、その企業のお客さまの困っている事までもが解決される。
そんな素晴らしいサービスを提供していると自信を持っています。http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview05.htmlより引用
受託開発と違い自社の製品、サービスなので企画にたいしても自分から提案できる点にもやりがいを感じています。
受託開発ですとお客様からの要望をそのまま開発する事になりますが自分自身の提案したものが形となってサービスとして動き出した時には受託開発では得られない喜びが味わえます。http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview02.htmlより引用
WEBでのQ&Aの市場には非常に大きなポテンシャルがあります。
お取引いただいている企業も誰もが知っている大きな会社も多くそこに携われる事は非常にやりがいを感じます。http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview06.htmlより引用
ユーザー数が多く色々な人が訪れるサイトを担当する事は非常にやりがいがありますし、自社サービスなので企画や開発のチームとの距離も近く、自分の意見もしっかり伝えることが出来る環境です。
http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview08.htmlより引用
社内の印象や社員同士の関係については、透明感のあるオフィスで、熱く前向きで意識の高い同僚たち、などが共通して挙げられている。
何かを作りたい、と思った時に人を巻き込んでいく事が出来るようなモチベーションが高く、根の熱い人が社内には多いです。
そんな人と仕事をするのは刺激にもなり楽しいです。http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview02.htmlより引用
オフィスには透明感があり、社員は前向きで意識が高くすごく良い雰囲気でした。
http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview07.htmlより引用
オウケイウェイヴの社風には、コミュニケーション重視が色濃く反映されている。
社員同士や経営者と社員など、さまざまなレベルのコミュニケーションを図るための様々な施策や工夫が設けられている。
毎週月曜日に全社的に朝礼を行っているのですが、その際に【GOOD&NEW】という事を行っています。
クジを引いてそこに書かれた数字毎にチームに分かれ、先週一週間を振り返っての良かった事等をそのチーム内で話しあいます。
普段仕事では係ることのない人とコミュニケーションをとる良い機会になっています。
また、社長と直接話せる【社長懇談会】というものが隔週であります。
社長からのメッセージをオープンでラフな環境で聞けます。
社員同士はもちろん経営者と従業員の間も含めコミュニケーションを大事にしている会社だと思います。http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview07.htmlより引用
OKWaveは社長の兼元が元々デザイナーという事もあり毎週行われるデザインチームの定例ミーティングには社長も加わります。
まだまだ若い自分にとって経験豊富な先輩からの意見は全てがつきささりますし、デザイナー視点やユーザー視点を含め『そんなに細かいところまで』と思うところまで視点を持っている経営者の意見は非常に勉強になります。
http://www.okwave.co.jp/recruit/staff_interview/interview08.htmlより引用
オウケイウェイヴの社会貢献活動は、「東日本大震災への支援活動」「NPO支援活動」「寄付活動」「その他」の4つに大別される。
【NPO支援】
「OKWave NPOナレッジ共有支援プログラム」の名称で、FAQソリューションアプリケーションの「OKBiz」や、Q&A情報を活性化するツール「OKWave ASK-OK」、Q&Aコミュニティーサービスの「OKWave QA Partner」などの自社サービスをNPO法人に提供。
活動内容の認知拡大、理解促進を支援している。
【寄付活動】
オウケイウェイヴは自社関連書籍の印税などを、主に「食料」「教育」の2分野に寄付しており、世界中の子供をつなげる活動や、世界中の被災地に学校をつくる活動を行っている団体などに寄付を行っている。
その他にも社内の自販機の飲料売上の一部を国境なき医師団に寄付する他、食料関連の団体へも寄付活動を継続している。
【その他】
社内のスタッフの自発的な呼びかけから始まった活動として、ペットボトルのキャップを集めてリサイクルする「エコキャップ運動」への協力するために回収ボックスを設けたり、地球温暖化対策を推進する「チャレンジ25キャンペーン」に参加し、節電、節水、紙資源消費節約などを行っている。