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Layers Consulting Inc.
株式会社レイヤーズ・コンサルティング(以下レイヤーズと略)は、1983年設立の日系コンサルティングファームである。
アーサー・アンダーセン(現・アクセンチュア)出身の杉野尚志と、昭和監査法人(現・新日本監査法人)出身の中防保によって、「日本企業を強くすることで日本を強くし、世界経済の発展に貢献する」という使命感のもとに設立された。
日本発の企業らしく、日本の風土や価値観、慣習に根差したコンサルティングを標榜し、「日本発のグローバルスタンダードの確立」を掲げている。
2014年現在、上場企業を中心に国内有力企業300社に対し、約600プロジェクトのサービス提供をしてきた実績を持つ。
レイヤーズは、資本面においては、株式を非公開とし、出資者を自社社員に限って資本と経営を一致させるという特徴的な方針を採っている。
非上場は、決済や株価に左右されることなく、中長期的に企業価値向上とクライアントとの信頼関係構築を図るため、経営と資本の一致は、自社のみで決断できる体制を維持することで、クライアント・ファーストを貫くための方針である。
またコンサルティングスタイルの特徴としては、ITベンダーから独立、中立の立場を保っており、特定のシステム導入を目的としたコンサルティングを排している点が挙げられる。
システムありきの提案ではなく、顧客企業価値向上を第一に、クライアントにとって真に必要なサービスを過不足なく提供することにこだわったコンサルティングに定評がある。
2014年現在、社員数は160名で、うちコンサルティングスタッフは145名。
アメリカとシンガポールに海外子会社があり、グループ会社には公共事業支援などを手がける株式会社ブレーントラストがある。2012年にはインド最大の企業集団、タタ財閥系のコンサルティング会社であるタタ・ストラテジック・マネジメントグループと業務提携し、日本企業の海外進出支援も積極的に展開している。
レイヤーズ・コンサルティング | レイヤーズ・コンサルティング(Layers Consulting) |
代表 | 杉野尚志 |
設立 | 1983年 |
所在地 | 東京都中央区晴海1-8-12 晴海トリトンスクエア Z棟29階 |
熱き思いと冷徹な計算
お客様に負けないくらいお客様の会社を愛し、強力に成長を推進すると同時に、第三者としての客観的な分析、判断を冷徹なまでに行います。
実行主義
現場、現物、現実に密着する三現主義に基づき、さまざまな経営課題解決に向け、お客様の現場に常駐し、泥臭いところまで実行責任を持ってサポートします。
ミドルアップ・ミドルダウン
トップマネジメントだけでなく、我国のビジネスの要と言えるミドルマネジメントを実務的に本音でサポートします。
ロングリレーションシップ確立
「ロングリレーションシップは真の顧客満足度から得られる」を基本にお客様との末永い関係形成を目指します。
以下に同社の主な沿革を記載する。
杉野尚志と中防保が株式会社レイヤーズ・ストラテジー・コンサルティングを設立
官公庁・公益法人の事業運営支援を目的とする公共事業部を発足
公共事業部を地球科学技術政策研究所(現・株式会社ブレーントラスト)として分社
本社を東京都中央区に移転
社名を現在の株式会社レイヤーズ・コンサルティングに変更
情報技術開発株式会社との合弁会社、レイヤーズ・TDIソリューションズ株式会社を設立
インドのTata Strategic Management Group(タタ・ストラテジック・マネジメントグループ)と業務提携
レイヤーズ・コンサルティングでは、コンサルティング領域を「マネジメント・レイヤー」「プロセス・レイヤー」「リソース・レイヤー」の3つのレイヤー(層)に分け、多次元のレイヤーからの体系的なアプローチにより、企業価値を向上させるスタイルを採っている。
レイヤーズは、業界別やコンサルティング領域別の事業部制は採用しておらず、社員一人ひとりが様々な業界、テーマのプロジェクト経験を積むことで、バランスの取れたキャリアが形成されることを目指している。
具体的には、業務フェーズとファンクションが以下のように分割されており、トータルで8パターンのフェーズ×テーマを3~5年かけて経験することで、偏りのないキャリア形成を図っている。
【業務フェーズ】
【ファンクション】
レイヤーズでは人材育成のために、下記のトレーニングを定期的に実施している。
全社員を対象に3ヶ月に1度開催。郊外のリゾート施設で、コンサルタントとしてのスキルアップ研修の他、車座ミーティングなどを行い、社員間のコミュニケーション促進も行っている。
全社員を対象に毎月1度開催。プロジェクト紹介によるノウハウ共有、最新のコンサルティングテーマの研究などを実施。
シニアコンサルタントとコンサルタントを対象に、それぞれのクラス別に毎月1度開催。
下記のようなテーマを採り上げている。
またキャリア採用者に対しては、レイヤーズの企業文化や理念、方法論などを習得するためのキャリア採用向けトレーニングも実施している。
レイヤーズの社員は、自社や自分の仕事にどんな思いを抱いているのか。以下の社員は達成感、成長感を感じられる仕事、職場であると答えている。
お客様と一緒に戦略策定から業務改革、システム開発までをやりきり、結果を出すことこそ、コンサルタントの醍醐味だと強く感じています。
お客様から当てにされる存在でありたいと常に思っていますし、自分の価値が認められ、お客様から感謝される、それが大きな達成感になっています。
レイヤーズには様々なバックグラウンドの方がいて、仕事のやり方や考え方、それに人柄が皆さんとても多様です。
そのため、毎日が刺激的で変化に富み、成長感を感じられる職場だと思います。
レイヤーズの現場、成果重視の顧客主義が、各コンサルタントにしっかりと浸透していることが、以下の発言からもうかがえる。
面接でも社員の方々と話をする中で、真のクライアントファーストの立場にたったコンサルティングを目指すという熱い想いを持った人達と一緒に仕事がしたいと思い入社を決めました。
コンサルティングの真髄は、"お客様の組織や人を変えること"にあると思います。
答えは現場にしかありません。
レイヤーズなら、現場の最前線での"本当のコンサルティング"ができると思います。
そのようなレイヤーズの社風は、言いたいことが言え、風通しの良いものであるという。時には喧嘩しているのでは、と思われるほど熱いやりとりが交わされているようだ。
前職では千人規模の中の1個人でしたが、レイヤーズでは1個人の重みが大きいと感じます。
また、傍から見ていると喧嘩していると思ってしまうこともあるくらい、上下関係なく言いたいことを言える社風であると思います。
同じフロアにCEOやプロジェクトの責任者がいる時は気軽に挨拶や質問も出来ますし、何かあってもアプローチがしやすい風通しの良い組織です。