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ABeam Consulting
アビームコンサルティングは、1981年に設立された日本を出自とするグローバルコンサルティングファーム。
「アジアで初めてである、アジア発のグローバルコンサルティングファーム」を掲げ、戦略・BPR・ITまでのフルサービス、J-SOX対応、SOAなども提供する。
国内で最多のSAP認定コンサルタントを有する日本最大のSAPコンサルティング会社でもある。
2012年12月時点で世界11の国と地域に19の拠点を有し、4,000名を超える従業員を抱える。
また28ヶ国52拠点に提携パートナーを持ち、各地域の文化や価値観・商慣習を把握することによる最適なソリューション提供を特徴とする。
日系ファームということもあり、日系企業の文化と外資系企業の文化が調和された社風であることも特徴。
米国に倣いがちなソリューションに頼るのではなく、それらを活用しつつ、アジア・欧米などの各地域性との適合を吟味し、実際にその場所で成果を生むことのできるようなサービス提供を実現しており、特にERPを活用した製造業のビジネスコンサルティングや、金融業界、なかでもリース業へのシステムを絡めたコンサルティングを得意とする。
クライアントの「Real Partner」として、長期的な視野での関係構築を標榜している。
アビームコンサルティングは、元々、トウシュロスコンサルティングとして、等松・青木監査法人(現有限責任監査法人トーマツ)マネジメントサービス部門より独立する形で設立された。
その後、トウシュロスインターナショナルへの参加、ロイト・ハスキンズ・セルズコンサルティングとの合併、ICSトーマツ設立、監査法人トーマツのソフトウエア導入コンサルティング部門・マネジメントコンサルティング部門と統合など、グループへの参加、脱退、企業設立、吸収、統合など多くの再編を経て現在のファームを形成するに至っている。(詳細は沿革参照。)
現社名である「アビームコンサルティング」は、デロイトトウシュトーマツから脱退後、2003年11月に「ブラクストン株式会社」からの改名されたものである。
「アビーム(ABeam)」とは、アジア発のグローバル・コンサルティング・ファームとして成功を掴むための「Asian Beam(アジアの光線・力)」を意味している。
さらに、「アビーム」とは「横風を力に変えて進む」という意味のセーリング用語でもあり、「最大限の推進力を持ってクライアントのビジネスを支える」という同社の経営理念をも表しており、同社のロゴがヨットをモチーフとしているのは、このことによると思われる。
社名 | アビームコンサルティング株式会社 (ABeam Consulting Ltd.) |
代表 | 岩澤 俊典 |
設立 | 1981年4月1日 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 丸の内永楽ビルディング24階~26階 |
以下にアビームコンサルティングの経営理念を引く。
【Our Mission】
私たちは変革を通じて、クライアントに新たな成功をもたらし、継続的な企業価値向上に貢献します。
【Our Vision】
私たちは画一的世界観にしばられることなく、地域や企業の特性を活かすアジア発のグローバル コンサルティングファームとしてクライアントの真のパートナーであり続けます。【Our Core Values】
同じ未来を見つめ、同じ成功を喜び合える「リアルパートナー」として、私たちは誠実かつ情熱を持ったコンサルティングを通じて、お客様の求める変革を“現実”のものとしてきました。Core Values
【Client Centric】
クライアントを思う心
私たちは、つねにお客様にとっての最良な道を考え、理論だけに終わらない、実現可能なソリューションを提供します。お客様の求める成功へ、責任をもって導くことを誇りとしています。【New Global Dimension】
独自のグローバル観
私たちは、世界中のベストプラクティスを吸収しながら、地域に固有の価値観を尊重したビジネスの進め方を知っています。こうした独自のグローバル観とネットワークを築くことで、より、具体的な成果につながるコンサルティングサービスを提供します。【Professional Excellence】
卓越したプロフェッショナリズム
私たちは、より広く、より深く、知識・経験を積みあげることにより、質の高いサービスを提供します。かつ、つねに業界のリーダーとして新しいサービスの開拓に努めています。【Collaboration / Collegiality】
チームの力
私たちは、より高い効果を生むために私たちの持つ力を結集するとともに、お客様ともチームとして目標を共有し、互いの知恵と経験を活かしあいます。だからこそ私たちの提案は、現実的であり、かつ企業の力としてお客様の中に定着するのです。【Power of Diversity】
多様な個人の尊重
私たちは、卓越した「個」の能力を尊重しあい、かつ互いがさらに成長する「シナジー効果」を生み出す企業風土をもってます。それが、お客様のさらなる成果につながりますアビームコンサルティングサイトより引用
以下に同社の主な沿革を記載する。
等松・青木監査法人(現有限責任監査法人トーマツ)マネジメントサービス部門より独立。
等松・トウシュロス コンサルティング株式会社として設立。
トウシュロスインターナショナル(現在のデロイト トウシュ トーマツ)に参加。
トーマツコンサルティングが等松・トウシュロス コンサルティングから分離、独立。
監査法人トーマツのソフトウェア導入コンサルティング部門と統合。
監査法人トーマツのマネジメントコンサルティング部門と統合。
デロイトトーマツコンサルティングとなる。(現DTCとは別会社)
グローバルブランドであるデロイトトウシュトーマツ、およびデロイトコンサルティングに参加。
デロイトシステムズ中部株式会社( 現 アビームシステムズ株式会社)を設立。
監査法人トーマツとの資本関係を解消。ブラクストン株式会社に社名変更。
デロイトトウシュトーマツから脱退。
アビームコンサルティング株式会社に社名を変更。
NECと戦略的資本提携。NECグループ企業となる。
上海にGDC(グローバル・ディベロップメント・センター)を設立。
アビームM&Aコンサルティング株式会社を設立。
欧州、およびアジア拠点を開設
アビームシステムエンジニアリング(当時子会社)を統合
ヘーゼルウッド パートナーズ社(米金融系コンサルティング)を買収
ベリングポイント社(BearingPoint Holding B.V.)と業務提携
アビームコンサルティングでは、グローバルプレイヤーとして活躍できる人材を求めている。
同社のコンサルタントに求められるのは以下のような人物像である。
アビームコンサルティングでは、新卒採用、中途採用ともに行っており、その従業員比率はほぼ同程度である。
また、募集ポジション等によるが、基本的には転職回数や性別・年齢による採用制限は設けられていない。
尚、英語力の有無は、採用において重要な決定ポイントとはならないものの、入社後にはその向上に努めることが必要であるとされる。
アビームには3つの職種があり、各々に4ないし5段階の職位がある。
各職種、職位とも、半期に一度の賞与査定評価と、年に一度の昇進査定評価がある。
コンサルタント職
インダストリー、もしくはサービスラインの部署に属しクライアントサービスに従事する。
職位は以下の5段階。
ITスキルた業務知識の基礎スキルを習得し、プロジェクトに従事する。
ITスキルや業務スキルを深化させ、ある一定領域における業務変革をリードする。
チームにおいてはリーダー的役割を果たし、メンバーを指導する。
サブ・チームのリーダーとなる。
プロジェクトリーダーを任される職位。ソリューション開発、顧客開拓、人材育成を担う。
大規模プロジェクトのリーダーを務めるとともに所属組織をリードする職位。
経営の一翼を担う職位。専門領域において、社内のみならず業界全体を牽引する存在となることが期待される。
スペシャリスト職
インダストリー、もしくはサービスラインの部署に属しクライアントサービスに従事する。
特定領域の専門性を追求する職種であり、これがコンサルタント職とのもっとも大きな差異である。
特定領域の基礎スキル、専門性を習得する職位。
専門性を確立し、より進化させる段階。特定領域において意思決定を任される職位。
特定領域の専門家としてアビームのビジネスを牽引する職位。
特定領域の専門家として、アビーム社内に留まらず広く業界、社会に対して、専門領域を牽引する職位。
特定領域の専門家として、アビーム経営の一翼を担う職位。アビーム社内に留まらず広く業界、社会に対して、専門領域を牽引する職位。
管理部門専門職
主にプラクティス、オペレーションのいずれかの部署に所属し、クライアントサービスを間接的にサポートする職種。
担当業務を通じて専門性を高めていく段階。業務担当者としての職位。
チーム運営責任者となる職位。
部内メンバー指導者となる職位。中長期的視野を持って経営層の意思決定をサポートすることが求められる。
特定領域の専門家として、アビーム社内に留まらず広く業界、社会に対して、専門領域を牽引する職位。
担当部門における責任者である職位。アビーム経営陣の一員となる。
アビームには集合研修・e-learning等様々な形式で実施される、数百種類の社内研修コースが用意されており、各人のキャリア、スキル、求められる役割に応じてこれらのトレーニングを受けることができる。
また、語学向上支援や外部研修への派遣、海外短期留学(シニアマネージャー対象)などの支援プログラムも整備されている。
尚、中途入社社員に対しては、中途入社研修カリキュラムが用意されている。
このカリキュラムでは、アビーム社員としての心構えの教授や入社オリエンテーションをはじめ、アビームの方法論やプロジェクトマネジメント手法の理解を目的とした内容のほか、コンサルタントに必要なスキルの習得を目的とした内容が用意されている。
中途入社研修は、入社時の職位やスキルに応じて数日~8日の間で必要なカリキュラムを受講できる。
アビームの特徴のひとつに、「やりたいことができる会社」であることを挙げる社員が多い。
あるプリンシパル社員は「"こうしたい"という声がマネージメント層にも届く会社」と同社を評して以下のように述べている。
(以下、引用は全てURLに示すアビームコンサルティングサイトより)
アビームには、自分の提案や意見を受け入れてくれる環境があります。「こうしたい」と言ったことがマネージメント層にも届きます。事業部長や社長との距離も近く、社長の顔を見るのは年に数回、業務上の接点もほぼゼロだったメーカー時代とはまるで異なる環境です。
同様の評価は多く、女性シニアマネージャーも以下のように語っている。
アビームの良いところは、自分がこれをやりたい、こうしたいと希望することに対しダメだと言われないことです。実際、私は「やるな」と言われたことも言ったこともありません。自由と自己責任のもとで一人ひとりが自立しているプロフェッショナルの集団、やりたいことがやれる会社、というのがアビームの社風です。
また、それ故に、各人が自らの仕事に責任をプライドを持っており、そのことがアビームで働く社員を魅力的に感じさせるようである。
都市銀行から同社への転職を決めた理由を以下のように語るマネージャーがいる。
ふとしたきっかけでアビームのセミナーに参加しました。そこで出会ったアビームのメンバーが、一様に仕事にやりがいと誇りを持っていると感じたのを今でも覚えています。自分がやりたいことを明確に持っており、それを実現させてみせるという強く熱い想いが伝わってきました。ごく単純な想いとして「私も一緒に働いてみたい」と感じ、思い切って銀行からアビームへの道を選びました。
アビームは社員を大切にするという声も多い。
以下にその声を引く。
アビームには、社員一人ひとりを大切にする文化が根付いています。一人ひとりの意思を吸い上げ、反映させる環境があります。そのような環境の中で、私は常にやりたい仕事、やりたい案件にモチベーション高く取り組んできました。
http://jp.abeam.com/career/mid-career/voice/kharada.html
「お客様に対してだけでなく、社員に対してもリアルパートナー」
アビームはリアルパートナーというポリシーを掲げてお客様との関係を築いています。私個人の印象としては、このポリシーは対お客様に限定されているものではなく、社員との関係においてもいえることだなと思います。
私がそう感じるのは、お客様と同様に社員とも長期的にパートナーでありたい、長く働いて欲しい、そのために人を育てるという風土がアビームの中にあるからだと思います。そのような意味では、ある程度の中期的な視点で自分の成長を求めてキャリアアップを目指す人にとって、アビームは最適な環境だと思います。
アビームコンサルティングでは様々な分野において社会貢献活動を行っている。
以下にその一例を挙げる。
環境活動
チャレンジ25キャンペーンに参加している。
持続可能な社会の実現のために、社員一人一人が強い意識をもって行動している。
途上国への教育支援
未来への投資として教育を捉え、2008年から途上国に教育機会の提供を推進しているRoom to Readの日本初の企業スポンサーになった。
寄付金だけでなく、ナレッジの提供も行っている。
東日本大震災復興支援
2011年3月11日に発生した東日本大震災へは、募金活動のみならず、社内で独自に復興支援のプロジェクトを進めている。
青少年教育活動
健全な青少年の育成と国際交流のため、ジュニアヨットレースに協賛している。
文化保護活動
伝統的海洋文化の保存と継承を目的とし、世界人類の平和と地球環境の保全を願う「サバニ帆漕レース」に特別協賛している。