注目企業情報

ジェンパクト

Genpact Limited

概要 SUMMARY

ジェンパクトは、企業の間接業務をBPO(Buisiness Process Outsourcing:ビジネスプロセス・アウトソーシング)として引き受ける、世界的な大手企業である。
元々は1995年にGE(ゼネラル・エレクトリック)の子会社であるGEキャピタルの一部門としてスタートしたのが始まりである。
そしてこの間接業務処理にビジネスの可能性を見出した創業者のプラモッド・バシンが、インドのグルガーオンにオペレーションセンターを1997年に開設。
この年をジェンパクトとしての創業年としている。

その後顧客対象をGEキャピタルからGEグループ全体に、さらにGE以外の他の会社へと拡大して急成長を遂げ、2005年1月にGEグループから独立。
社名も現在のジェンパクトに変更し、2007年にはニューヨーク証券取引所への上場も果たした。
ちなみに「Genpact」 という社名は、クライアントのビジネスにインパクトを与える、という意味を込めた「Generate impact」というフレーズを組み合わせた造語である。
現在は世界18カ国に67のセンターを置き、25ヶ国語以上の言語で600以上のクライアントにサービス提供を行っている。

GEグループの時代から、プロセス管理の高度な専門知識とリーン・シックスシグマ(※1)のマネジメント手法を活用し、GEのグローバルなオペレーション効率を飛躍的に向上させた。
下記の【インダストリー】および【ファンクション】の項にあるように、サービス内容も対象業界も非常に幅広く、現在も顧客層を世界中で拡大している。
2011年には米国の大手コンサルティングファーム、ヘッドストロング社(※2)を買収。
Genpact Headstrong Business Consulting の名称でジェンパクトグループの一員に加え、経営体質改善や組織機能の見直し、業務改革といったコンサル領域にも積極的に取り組んでいる。

ジェンパクトは業界団体や市民団体などからの評価も高く、近年のものだけでも、

・IQPC(国際生産性本部)から「Best Process Improvement Project in Service & TransactionをインドのProcess Excellence Awardsにて受賞

・インドNASSCOM(全国ソフトウェア・サービス企業協会)のBPOエキスポーター Top 15(2010年~2011年)において、トップランクに評価に輝く。

・セキュリティサービスベンダーのリーダーとしてDSCI(Data Security Council of India) Excellence Award を受賞

・Raja Vijay Kumar Adapa(VP & Global Information Security Leader)が受賞

・スマート・エンタープライズ・プロセス(SEP)が、「NASSCOM(インド全国ソフトウェア・サービス企業協会)」のProcess Innovation 部門でアワードを受賞

・2011年のInternal Process Innovation部門で、名誉ある「NASCOMM(インド全国ソフトウェア・サービス企業協会)IT Innovation Award」を受賞

・「最も働きがいのある会社」調査でNo.2にランキング

ジェンパクトサイトより引用

といった受賞、表彰歴を有している。

日本では2005年に Genpact Japanが東京に設立された。
2011年には日産自動車とのBPO契約締結と同時に、人事関連業務を手がける日産の子会社、日産ヒューマン・インフォメーション・サービス(NHIS)の経営権を獲得してジェンパクト・ジャパン・サービスと改称。
シェアードサービスを行っている。

※1:リーン・シックスシグマ:業務効率向上のための「リーン生産方式」と、作業のバラつきを制御してビジネスプロセスの高品質化を図る「シックスシグマ」を組み合わせたマネジメント方式。GEのジャック・ウェルチが提唱し、ジェンパクトが世界で初めて実践したとされる。

※2:ヘッドストロング:1981年、ジェームス・マーチン博士が英国で設立。マーチン博士はビジネス要件をシステムソリューションに変換する方法論を提唱し、それを実践する会社としてジェームスマーチン・アソシエイトを立ち上げたのが始まり。2000年にヘッドストロングに社名を変更し、ビジネスとITをブリッジングするハイバリューなコンサルティングの提供を開始する。2011年にジェンパクトに買収され、社名を Genpact Headstrong Business Consulting に変更。現在の本社は米国バージニア州フェアファックスにあり、世界10ヵ国、20の拠点に5,400名のコンサルタントを有し、12ヵ国以上の顧客にサービス提供を行っている。

【本社】

Genpact Limited Genpact Limited(Genpact Limited)
代表 タイガー・タヤガラジャー
設立 1997年
所在地 インド・ハリヤーナー州グルガーオン県

【日本法人】

ジェンパクト Japan 株式会社 ジェンパクト Japan 株式会社(Genpact Japan)
設立 2005年
所在地 東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビル13階

理念 CORPORATE PHILOSOPHY

The Genpact Values

We Succeed When Our Customers Succeed
We Grow When Our People Grow
Teams Work, Boundaries Don’t
Energy and Focus Transform Challenges into Opportunities
Outstanding Execution Delivers Impact
Innovation Keeps Us Ahead of the Curve

http://www.genpact.com/home/careers/work-cultureより引用

PAGETOP

沿革 HISTORY

以下に同社の主な沿革を記載する。

  • 1997年

    GE(ゼネラル・エレクトリック)のビジネス部門としてスタートし、インドのグルガーオンにオペレーションセンターを設立

  • 1998年

    メキシコでのオペレーションを開始

  • 1999年

    インド・ハイデラバードにオペレーションセンターを設立

  • 2000年

    中国・大連にオペレーションセンターを設立

  • 2001年

    インド・バンガロールにオペレーションセンターを設立

  • 2002年

    ハンガリー・ブダペストにオペレーションセンターを設立

  • 2003年

    インド・ジャイプールにオペレーションセンターを設立

  • 2004年

    インドのコルカタにオペレーションセンターを設立
    投資会社2社の資本を投入

  • 2005年

    GEグループから独立し、社名を「ジェンパクト」に改称
    ルーマニア・ブカレストとインド・デリーにオペレーションセンターを設立
    東京に Genpact Japan設立

  • 2006年

    中国の長春と上海、およびフィリピン・マニラにオペレーションセンターを設立

  • 2007年

    オランダの ICE Enterprise Solutions社と、インドの Axis Risk Consulting社を買収
    ニューヨーク証券取引所に上場

  • 2008年

    ルーマニアのクルジュ=ナポカ、グァテマラのグァテマラシティ、モロッコのラバト、ポーランドのルビンにオペレーションセンターを設立

  • 2009年

    南アフリカのヨハネスブルグにオペレーションセンターを設立

  • 2011年

    米国のコンサルティングファーム会社、ヘッドストロング社を買収

PAGETOP

サービス SERVICE

インダストリー

  • 自動車
  • 銀行・金融サービス
  • 資本市場
  • 化学製品
  • ヘルスケア
  • ハイテク
  • 旅行・旅館業界
  • 工業生産
  • 保険
  • 生命科学
  • メディア・エンターテイメント
  • 小売業
  • テレコミュニケーションズ
  • 物流・ロジスティクス


ファンクション

  • 財務会計
  • 資金回収
  • ヒューマンリソース・サービス
  • 買掛管理
  • 直接財調達
  • アフターマーケットサービス
  • コンタクトセンター
  • ITインフラストラクチャ・サービス
  • リエンジニアリング
  • 分析および調査サービス
  • リスクマネジメントサービス
  • エンタープライズアプリケーションサービス


PAGETOP

トレーニング TRAINING

ジェンパクトは、社員のスキルや競争力の強化と共に、社員の個人的な成長も促すことを会社の使命と考えて、社員教育に取り組んでいる。
5,000以上のラーニング・モジュール開発や、世界各地でのトレーニング施設の設置、ビジネス・トレーナーの雇用のほか、トレーニング法を充実させるための戦略的なパートナーシップ提携なども行っている。

また「Learn While You Earn(稼ぎながら学ぶ)」を掲げ、全般的な教育と専門分野に特化した教育の両方が、社員の業務スケジュールを考慮した上で、オフィスの敷地内で受けられる。

リーダーシップ教育には特に力を入れており、リーダーシップのスキルとビジネスの洞察力を開発するためのプログラムが多数用意されている。
これらのプログラムは主に中間管理職をターゲットとしており、職場や職務、勤務地域などの変更を含むジョブ・ローテーションを18ヶ月にわたって行いながら、リーダーとしてのスキルを高めるものとなっている。

その他にもビジネス戦略や顧客主義、能力開発、業務遂行力、ファイナンスなどのスキル開発プログラムも用意している。

社員の声 VOICE

【トレーニング】の項でもジェンパクトの社員教育の充実ぶりを紹介したように、社員側も自分の知識や技術のスキルアップを実感している声が挙がっている。

At Genpact, I have been given many opportunities to learn and expand my knowledge. I have received training in Accounting, Human Resources, and Operations.

http://www.genpact.com/home/careersより引用

I was able to adapt to the new environment because of good training and friendly people I work with, everyday.

http://www.genpact.com/home/careersより引用

「ジェンパクト在勤14年のうち、出勤するのに気が重い、という日は一日たりともなかった」という以下の社員は、職場に溢れるエネルギーと楽しさを賞賛してやまない。

In the 14 years that I have been with Genpact, there has not been even one day when coming to work seemed like a drag. Genpact’s focus on people, process and Six Sigma, coupled with energy and fun at workplace, is truly admirable.

http://www.genpact.com/home/careersより引用

プロボノ PRO BONO

ジェンパクトは事業活動と環境、地域との調和を目ざすためのコミュニティ「Caring@Genpact」を立ち上げて、環境保全や社員のボランティア制度、寄付制度、災害救助、地域への奉仕活動などさまざまなプログラムを展開している。

環境保全に関しては、大気汚染や騒音、排水水質といった公的基準の遵守はもちろん、インド、メキシコ、中国、フィリピン、ハンガリーで環境マネジメントシステムに関する国際規格群であるISO14001を取得し、遵守のための内部保全基準も設定している。
二酸化炭素排出量を分析して削減可能分野を特定し、省電力化、リサイクル、ゴミ削減などにも積極的に取り組んでいる。
すべてのオフィスには、環境・健康・安全に関するグローバルポリシーが、創業者プラモッド・バシンの署名入りで掲示されており、意気込みの高さがうかがえる。

社員のダイバーシティ(多様性)確保にも力を入れており、女性は全従業員の40%を占め、さまざまな部門で障害者雇用も推進している。

また社員のボランティアプログラムは登録者が2,000名以上おり、教育・医療などへの寄付活動や、コミュニケーションスキルトレーニング、教育ボランティア活動、災害復興支援活動、雇用能力開発、システム寄贈など、115以上のコミュニティサービスイベントに参加している。