キャリアガイド


Webコンサルタント

概要

WebコンサルタントWebコンサルタントは、クライアント企業の経営戦略に基づくWeb開発やWeb制作・運用に関してコンサルティングを行う仕事です。
近年では、ビッグデータを活用したWebマーケティングなどのコンサルティングへのニーズが高まりを見せているとともに、企業の海外進出の際のWebマーケティングに関するコンサルティング案件も増えてきています。

また、SEM(サーチエンジンマーケティング)は、Webコンサルティングの最重要テーマの一つです。
SEMに特化したWebコンサルティングでは、コンバージョン(問合わせ、資料請求、申し込みなどそのサイトの目標達成)を獲得するために、 SEO(※1)や様々なWEB広告、SNSの企画・運営を扱います。
Web広告の市場は、既にテレビ広告に次ぐ大市場であり、非常に多岐に渡る種類の広告(Googleアドワーズ、Yahooプロモーション(旧 Yahoo!リスティング広告)などの リスティング広告(※2)や、 アドネットワーク(※3)、Facebook広告などのSNS広告、各種メ ディア広告など)があるため、クライアントに適した広告媒体の選定から運用、施策などのコンサルティングを行います。

(※1)SEO:サーチエンジン最適化。検索結果での上位表示に向けた取り組み。Googleなどの検索エンジンから自社Webサイトへの訪問者 増加や、ブランディング向上を目指す
(※2)リスティング広告:検索結果にキーワードに連動して表示されるクリック課金型(PPC:Pay Par Click)の広告
(※3)アドネットワーク:Webやアプリメディアなどの広告配信可能な媒体を多数束ねて広告を配信するネットワーク


求められる人材要件

Webコンサルタントには、CRM(Customer Relationship Management)のバックグラウンドが求められるケースが多くなっています。
マーケティング分析やWeb解析の経験がある場合には転職活動が有利となります。
近年では、デロイトなど大手コンサルティングファームでデジタルマーケティングの部署を設置するという動きが見られたり、電通がグループ全体をデジタルマーケティングに対応するように組織変革するという動きが見られたりする中で、戦略コンサル出身者やCRMコンサル出身者が求められる傾向が強まっています。

Webサイトの運用コンサルには、Web、SEM周りの知識はもちろん、アクセス解析能力が必須となります。
現状のサイトの課題を見つけ出し、それを解決するための仮設立案、実行といったようにPDCAを回していかねばならないため、ユーザビリティやUI(ユーザーインターフェイス)、UX(ユーザーエクスペリエンス)の知識はもちろん、色彩行動学やセールスライティングに対 する知見も必要となります。

また、SEMに特化したWebコンサルタントには、多くの場合、リスティング広告等の運用経験が求められます。
そのため、SEMコンサルに転身する方は、広告代理店出身者、Web制作会社出身者、SEO会社出身者が多くなっています。
Web広告は、多種多様なデータが取得できたり、複雑な条件での出稿を行ったりすることが可能なため、その運用にはアクセス解析能力のほか、アクセス解析アプリケーションや DSP(Demand-Side Platform※4)などの広告システムを使いこなすための基礎的なPCスキルや、解析タグを設定するためのHTMLの基礎知識も必要となります。
ただし、分析能力に長けていれば、これらの基礎知識や経験がない場合も、ポテンシャルで採用される場合もあります。

また、Web広告は日々進化しており、次々と仕様が変化したり、新たな広告がリリースされたりするため、毎日情報を収集し学習する姿勢と、膨大な テストやPDCAサイクルを回し続ける根気も必要となります。

(※4)DSP(Demand-Side Platform):広告効果の最大化を支援するツール。多対多の競争入札(アドエクスチェンジ)やリアルタイム入札(リアルタイムビッティン グ:RTB)実行のためのツール。

年収水準

Webコンサルタントの年収は、所属する企業によって大きく差があります。
参考として、大手Webコンサルティングファームの場合、年収は以下のとおりです。(大手経営コンサルティングファーム内のWeb領域・デジタルマーケティングのコンサルタントは、ファームの年収水準に基づきます)

  • マネージャークラス:800〜1000万円
  • 実務クラス:500〜700万円

なお、SEMに特化したWebコンサルタントの年収は、一般的なSEM会社の参考値として以下のとおりです。
ただし、インセンティブの占める割合が高い企業も見られ、運用に成功し、クライアントから多く の広告費を引き出すことができれば、より高い年収を得られる場合もあります。

  • マネージャークラス:500〜700万円
  • 実務クラス:400〜500万円

ネクストキャリア

Webコンサルタントのキャリアは、多くの場合、同職種で転職を重ねていくことが一般的です。
Webコンサルタントへの需要が高まっており、ネット系企業のみならず、一般企業でもWeb・デジタルマーケティングに関する経験を持つ人材を求めるようになったことが影響しています。とりわけ、より大規模なサービス展開を目指す方には、楽天・DeNA・ヤフーなど大手IT/Web系企業の企画・マーケティング部門や外資を中心とする一般企業のマーケティング部門へ転身する傾向が見られます。
また、Webコンサルタントとして独立起業し、新しいWebサービスを立ち上げて展開するというキャリアを構築される方も珍しくありません。

メジャープレーヤー

  • IMJ
  • ネットイヤー
  • ビービット
  • デロイトトーマツコンサルティング デジタルマーケティング部門
  • 電通イーマーケティングワン
  • ネクステッジ電通
  • 博報堂 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
  • アウンコンサルティング
  • アイレップ
  • Speee
  • インフォキュービックジャパン


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