キャリアガイド


ネットワーク・通信インフラ系

概要

ネットワーク・通信インフラ系ネットワーク・通信インフラ系のエンジニアは、企業のITインフラの設計・構築・運用を行います。
ネットワーク・通信インフラに関わる立場で分類すると、ネットワーク・通信インフラ系の企業で活躍するキャリア系ネットワークエンジニア、企業の情報システム部門などで活躍する社内ネットワークエンジニア、SI系企業などで外部企業のITインフラ設計を支援するネットワークコンサルタントの3つに大別されています。

ネットワーク・通信インフラ系の企業で活躍するキャリア系ネットワークエンジニアの多くは、主として、NTT、ソフトバンク、KDDI、NEC、OKIなどの大手企業に所属しています。
携帯電話やスマートフォンをはじめとする通信キャリアの新しい基地局の設置や、クライアント企業の通信インフラ(小規模基地局、光通信、人工衛星など)の提案・構築・導入・保守を行っています。

企業の情報システム部門などで活躍する社内ネットワークエンジニアは、ITインフラの設計・構築・運用を行います。
具体的には、社内LAN・ワイヤレス・モバイル・専用線などのネットワーク回線、サーバー、周辺機器などを取り扱います。
eコマース時代において、ネットワーク・通信インフラに精通した社内ネットワークエンジニアに対するニーズは高く、今後も重要な役割を担っていくと考えられています。

SI系企業などで外部企業のITインフラ設計を支援するネットワークコンサルタントは、ITインフラの設計・構築・運用に関するコンサルティングサービスを提供しています。
近年では、企業の海外進出の増加に伴って、国際的なネットワーク・通信インフラの設計・構築・運用に大きな需要が生まれています。
海外キャリアの選定や現地当局との調整も含め、ネットワークコンサルタントは、海外進出を行うクライアント企業のITインフラに関するコンサルティングにおいても活躍の領域を広げています。


求められる人材要件

ネットワーク・通信インフラ系の企業で活躍するキャリア系ネットワークエンジニアへの転職では、未経験でも企業側が採用・育成していく傾向が見られます。
但し、情報・電気などの理系バックグランドがあると望ましいと言えます。

社内ネットワークエンジニアへの転職では、ネットワークの運用経験が必要です。
具体的には、ネットワーク運用管理ツールを使った業務経験が問われるケースが多く見られます。
サーバーやミドルウェアなどITインフラに関する基本的な知識はもちろん、近年ではセキュリティに関する知識が求められるようになってきています。

ネットワークコンサルタントへの転職では、インフラに近いネットワークエンジニア経験が求められます。
20代の若手の方であれば、ネットワーク運用・保守の経験や大規模なネットワーク開発プロジェクトに参画した経験があれば、企業側で採用・育成していく傾向が見られます。

なお、全般的に、ネットワーク・通信インフラに関するベンダー資格および国家資格の取得が高い評価を受けています。
代表的なベンダー資格としては、マイクロソフトのサーバー構築・運用に関する認定資格(MCP, MCSE)や、シスコのネットワーク認定資格(CCNA, CCIE)が挙げられます。
難関の国家資格であるネットワークスペシャリストの取得は極めて高い専門性をもつ証となるため、資格取得者は転職において非常に有利となります。

その他、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、マルチデバイスに対応する知識をもつエンジニアは各方面で重宝される傾向があります。
独学でマルチデバイスに関する知識やノウハウを習得していることも、転職上、大きな強みとなっています。

年収水準

社内ネットワークエンジニアの場合、30代前後で年収600万円程度が一般的です。
経験を重ねても年収の上限は800万円程度にとどまりますが、需要の高い職種のため年齢を問わず転職先を得やすいというメリットがあります。

ネットワークコンサルタントやキャリア系ネットワークエンジニアの場合、年収は一回り高くなります。
ネットワークコンサルタントでは、35〜40歳で年収1000万円超が見込まれます。
ドコモ、東芝、NECなどの日系キャリアのネットワークエンジニアでは、30代で700〜800万円、40代課長で年収1000万円前後が一般的です。
また、エリクソン、シーメンスノキア、モトローラなどの外資系キャリアのネットワークエンジニアでは、40代で年収1200〜1300万円程度となるケースも見られます。

ネクストキャリア

ネットワーク・通信インフラ系のエンジニアは、基本的には、同領域でネクストキャリアを展開していくことが一般的です。
キャリア系ネットワークエンジニア、社内ネットワークエンジニア、ネットワークコンサルタントの三者間を行き来するケースが多いと言えます。
また、外資系の事業会社に転職して、管理職としてネットワーク・通信インフラのチームをマネジメントしていくというキャリアをつくる方も見られます。

他領域への転身を図る場合には、ビジネス寄りのマネジメント経験を積んで、事業会社のCIOへの道を切り拓くことも可能です。
そのようなマネジメント経験を積むためには、自社のERPプロジェクトや海外展開プロジェクトへの積極的な参加やITコンサルへの転身が有効です。
また、セキュリティに関する知識を習得した上で、セキュリティ系エンジニアに転身する事例は今後も益々増えていくことが見込まれています。


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