キャリアガイド


外資IT/Web系企業の経営企画/マーケ

概要

外資IT/Web系の経営企画/マーケティング外資IT/Web系企業の経営企画/マーケティングのポジションは、ポストコンサルをはじめとするマネジメント関連のプロフェッショナルスキルをもつ方々の転職先として最もメジャーなキャリアパスです。
IBM、SAP、アップルなどが代表的な企業として挙げられます。

もともと中途採用に積極的な外資系のIT関連、Web系の企業は、経営企画やマーケティング領域のプロフェッショナル人材の活用に理解があります。
そのため、マネジメント関連のプロフェッショナルスキルをもつ人材を中途採用で受け容れる土壌があり、経営企画部門やマーケティング部門で積極的に採用しています。

大手インターネット企業のGoogleやアマゾン、ソフトウェア業界最大手のマイクロソフトがハードウェアに参入するなど、業界の垣根がなくなりつつある中で、外資系のIT、Web関連企業の事業展開も競争が激化しています。
事業展開のあり方が成否を分ける状況のもと、同ポジションに身を置くことは、極めてやりがいのある環境であるとも言えるでしょう。


魅力

同職種で働くことの魅力の一つは、給与水準の高さです。
IT/Web業界そのものが成長しているため、年々、給与水準が高まる傾向があります。
30代半ば~40歳で日本オフィスの部長レベルに就いて、年収1500万円~2000万円を手にする事例はよく見られます。
40代で役員に就いて、年収が数千万円となるケースも珍しくありません。

実力さえあれば、年齢的な若さに縛られることなく、意欲的に上位ポジションを狙うチャンスもあります。
外資系企業は年功序列の縛りもなく、早いスピードで昇進する機会が開かれています。

また、仮に転職することになったとしても、IT/Web系企業で経営企画やマーケティングに携わった実務経験は同業界で高く評価されるため、ネクストキャリアに困ることはありません。
実際、経験者はIT関連企業やWeb系企業から高待遇で迎えられるケースが多く見られます。

さらに、グローバルな職場環境で英語を使いながら仕事をしたいと考えている方にとっては、まさに絶好のポジションと言えるでしょう。
海外オフィスとのコミュニケーションも頻繁にあるため、通常の事業体よりも海外オフィスと緊密な関係性をもって仕事をする機会が溢れています。

留意点

外資系企業の中には、日本オフィス側で意思決定できる自由度がやや小さくなる会社もあります。IT・Web系の企業でも同様のことが言えます。
とりわけ、M&Aなどの意思決定は本国サイドで行われるケースが多いため、日本オフィスの担当者にとっては業務領域がやや限定される局面があることも留意しておく必要があるでしょう。

また、外資系企業では、ハイレベルな英語力が求められる傾向が強まっています。
現実的に、上司が外国人であることも多いため、社内を渡り歩くためにはビジネスで通じる英語力が求められます。

なお、近年、IT/Web業界の企業間競争は激化の一途をたどっており、経営企画/マーケティングの担当者には重い責務がのしかかってきています。
業界が成長しているから安泰ということにはならず、厳しい競争環境を生き抜くために担うべき役割は大きいと言えるでしょう。

採用動向

応募する会社やポジションによって選考方法は異なりますが、一般的に、外資IT/Web系企業の選考では3回程度の面接が行われています。
また、英語面接を行う会社も多く見られます。

同業界での実務経験があると転職には有利ですが、異業界の経営企画/マーケティング出身者も積極的に採用されています。
近年では、コンサルティングファームの出身者であるポストコンサルの採用も目立ちます。
年齢が若いポストコンサルは、応募先企業の業界経験を問わず、ポテンシャルの見込みで採用されています。
一方、シニアクラスのポストコンサルには、同業界でのプロジェクト経験や知識などが求められることもあります。

IT関連企業・Web系企業の経営企画/マーケティングのポジションに対しては、ライバルとなる他の転職志望者からも多くの応募があります。
そのため、十分に選考対策の準備期間をとって万全の体制で応募に踏み切ることが、応募先企業からの内定の合否を分けています。

メジャープレーヤー

  • Google
  • アマゾン
  • Facebook
  • マイクロソフト
  • アップル
  • IBM
  • レノボ
  • DELL
  • SAP
  • オラクル
  • セールスフォース
  • ジェンパクト
  • シマンテック


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